LF-Zエレクトリファイド

 トヨタ自動車は30日、高級ブランド「レクサス」で2025年までに電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など電動車を10モデル以上投入すると発表した。50年には全モデルにおいて材料から車両製造、リサイクルに至るまでのライフサイクルでカーボンニュートラルを目指す。同日、25年までに実現する電動車を見据えたEVコンセプトカー「LF―Zエレクトリファイド」を発表し、電動化に向けた先進技術、次世代デザインの方向性や、室内空間のコンセプトなどを示した。

 レクサスでは25年までに全車種に電動車を設定する計画を19年に発表済みだが、新たに電動車の販売比率がガソリン車を上回る目標を掲げ、世界的なカーボンニュートラルの流れの中で電動化を従来以上に加速する姿勢を示した。25年までに約20車種の新型や改良モデルの投入を計画するが、そのうち10モデル以上を電動車とする方針。地域の需要性を見極め、EVやHV、プラグインハイブリッド車(PHV)などをそれぞれ投入する。

 電動化戦略と同時に発表したコンセプトモデルは、25年までに投入する電動車のデザインや技術を示すもので、EV専用プラットフォームを採用した。モーターによる四輪駆動力制御技術「ダイレクト4」では前後の駆動輪を独立して制御し、走行状況に適した駆動力の配分をコントロールすることで高い運動性能を実現する。

 レクサスデザインの特徴であるフロントグリルのスピンドル形状は、新たにボディー造形でも表現した。リアはレクサスの「L」字のエンブレムを廃止して「LEXUS」ロゴを配置する新たな表現を採用した。室内空間では、新たな「Tazuna(タヅナ)」コンセプトを導入。乗馬の際、手綱で人間と馬が意思疎通を図ることに着想を得て、運転に集中しながら各種機能の操作を可能にしたステアリングやディスプレー形状を採用した。