東京海上日動火災保険は10日、通信機能付きドライブレコーダーを活用したサービス「ドライブエージェントパーソナル(DAP)」の契約顧客を対象に、2021年4月1日から、損保業界で初めて2カメラ一体型ドライブレコーダーを提供すると発表した。高機能端末の導入による事故対応サービスや事故削減サービスなどを提供し、顧客満足(CS)の向上や契約数の拡大につなげる。

 新端末は自動車前方と車内を撮影できるカメラを備える。新機能として、前後・側方の同時撮影、体調異変やあおり運転といったアクシデントが発生した際のSOS発信、顔認識機能などを利用したドライバー別の安全運転診断などを搭載する。事故発生時には提携する警備会社に自動連絡するとともに、車内カメラの映像を共有できるようにした。

 同社のノンフリート自動車保険に加入し、DAPを契約している顧客が対象。特約保険料は月額850円(分割払、分割割増ありの場合)。従来型の前方1カメラ型端末(同650円)を選ぶことも可能だ。