NTTドコモは13日、通信型ドライブレコーダー市場に参入すると発表した。JVCケンウッドと共同開発したeSIMを内蔵した通信型ドライブレコーダー、クラウド、スマートフォン(スマホ)を連携して、交通事故や駐車中の異常時の映像や位置情報を記録するとともに、家族などに通知する機能を備える。同様のサービスはパイオニアが今月中旬から展開予定で、ドライブレコーダーは単体販売から「つながる」サービスにシフトする。

 通信型ドライブレコーダー「ドコモドライブレコーダーDDR01」を18日から全国のドコモショップとカー用品店などで販売開始する。

 ドコモの通信ネットワークとJVCケンウッドの車載器や映像技術を融合することで、「質の高いサービスを提供する」としている。

 サービスでは、運転中に事故などで一定の衝撃を検知した際や、あおり運転の被害にあった際に緊急通知ボタンを押した場合、自動で位置情報と動画をクラウドに送信・保存する。同時に、家族など、あらかじめ登録しているスマホアプリに自動通知する。また、最長24時間駐車監視が可能で、車上あらしなど、駐車中に衝撃を検知すると自動録画してクラウドに送信・保存してアプリに通知する。

 料金はサービス利用料が月額300円と2年契約の通信プランが月額400円で合計700円から。ドコモでは今後2~3年間で数十万台の契約を目指すとしている。