パイオニアは8日、「カロッツェリア」ブランドの新商品発表会をオンラインで開催し、月定額で利用できる車載用Wi―Fi(ワイファイ)ルーターなど、新型カーエレクトロニクス製品を発表した。
ワイファイルーター「DCT―WR100D」は、ドコモの第4世代通信規格(4G)を利用した月定額の通信サービス「ドコモインカーコネクト」を搭載。車載製品ならではの優れた耐候性を備え、他社のモバイルワイファイルーターとの差別化を図る。シガーソケットに接続し、内蔵センサーにより車両稼働状態を識別することで、走行中および停車中のみ通信する。
1日当たり500円、1カ月当たり1500円、1年当たり1万2千円の3つの料金プランを用意した。いずれもデータ通信量は無制限で、事務手数料や解約違約金は発生しない。
本体価格は2万5千円とし、1年契約で2年間利用した場合の毎月の実質負担額は2042円となる。12月に発売を予定し、年間販売台数は4万5千台を計画する。
カーナビゲーション(カーナビ)やカーナビ連動ドライブレコーダー、ETCユニットなども発表した。「サイバーナビ」は8機種、「楽ナビ」は14機種を11月に発売し、実勢価格は5万~21万円前後(価格はいずれも消費税別)。