6車線化工事が完成する区間

 中日本高速道路(NEXCO中日本)は25日、新東名高速道路で進めている御殿場ジャンクション(JCT)と浜松いなさJCT間の約145kmの6車線化工事が12月22日に完成すると発表した。同日午後2時から、残っていた長泉沼津インターチェンジ(IC)と新静岡IC間の約53kmの上下線、藤枝岡部ICと島田金谷IC間の約15kmの上下線が片側3車線で通行可能になる。これに合わせ、静岡県警では御殿場JCT~浜松いなさJCT間で最高速度規制を時速120kmに引き上げるという。日本の大動脈の6車線化かつ高速化により、物流効率の向上を後押ししそうだ。

 NEXCO中日本では約145kmの区間の拡幅工事を2018年度に着手しており、残る区間の開通で全線が完成することになる。同社は6車線化によって、次世代物流として研究が進められているダブル連結トラックや隊列走行などの安全確保にも役立つとみている。一般ドライバーにとっても渋滞の解消や交通事故の削減などのメリットがあるとみられる。