東レは、マスク用不織布の供給体制を強化すると発表した。グループ会社で増産を進めており、5月から現在の2倍となる約6千万枚に拡大する。国内事業所での量産化対応にも着手しており、5月以降に国内供給体制の確立を目指す。
まずは海外小会社がもつ生産設備を活用して深刻化するマスク不足対策に取り組む。現在、1カ月あたり約3千万枚分のマスクを供給しているが、5月からは約6千万枚に増やし、国内マスクメーカーへの供給量を引き上げる。
国内での供給体制の確立に向け、滋賀事業場内にある不織布試験設備の量産対応にも着手した。5月以降に最大で約2千万枚分のマクスが供給できる体制を整える方針だ。
防護服の生産も検討する。国内外での生産、供給体制を早期に確立し、国内医療関係への提供をめざす。