日産自動車は16日、新型コロナウイルス対策支援の一環として、月内に医療用フェイスシールドの生産を開始すると発表した。3Dプリンターを活用して神奈川県内にあるテクニカルセンター(厚木市)や総合研究所(横須賀市)、横浜工場(横浜市神奈川区)で月約2500個を製造し、医療現場に提供する。

 政府の要請に基づき、人工呼吸器と人工心肺装置メーカーへの支援の検討も始めた。工程改善の提案をはじめ、増産場所や人材の提供、不足部品の供給などをサポートする。

 日産は海外でも医療現場の支援を開始。米国でフェイスシールドを生産しているほか、スペインでは、病院などと連携して今週から人工呼吸器の製造を始める。