出光興産は、子会社の出光ルブテクノインドネシアがインドネシアでの高性能潤滑油の供給能力を増強するため、インドネシア・ブカシ県内に潤滑油を製造するチカラン工場を新設したと発表した。

チカラン工場では二輪車と四輪車向けの初期充填用エンジンオイルと、交換用製品を製造する。生産能力は年間5万キロリットル。

インドネシアでは潤滑油の需要が拡大している。カラワン工場で潤滑油を製造してきたが、拡張余地がなくなったことから近郊のブカシ県にチカラン工場を新設した。これによってインドネシアでの出光の潤滑油生産能力は合計で年間11万5000キロリットルとなる。チカラン工場は出光が海外で直営する7カ所目の潤滑油製造拠点となる。