マツダが9月27日に発表した8月の生産・販売状況によるとグローバル販売は前年同月比10.7%減の11万7015台で12カ月連続でマイナスとなった。値引きを抑制する「正価販売」を推進している影響で、苦戦している。
米国はCX-5やCX-9の広告キャンペーンを展開した効果で、同6.5%増の2万7482台と前年を上回った。しかし、中国が同20.7%減の1万7729台、欧州が同11.5%減の1万7999台と不振で、その他地域も同16.5%減の3万9383台だった。国内販売はデミオなどの販売が低迷し同6.3%減の1万4422台だった。
グローバル生産は同7.1%増の11万8053台と前年を上回った。国内生産は16.1%増の7万5266台と2カ月連続でプラスとなった。海外生産は同5.7%減の4万2787台と14カ月連続で前年を割り込んだ。タイは同17.6%増、中国が同6.6%増と好調だったが、メキシコが新型「マツダ3」からハッチバックの生産を取り止めた影響で同39.0%減と大幅に落ち込んだ。