独フォルクスワーゲン(VW)は、電気自動車(EV)「ID.」シリーズの累計納車台数が150万台に達したと発表した。節目となった車両は独エムデン工場(ニーダーザクセン州)で生産された上級モデル「ID.7ツアラープロ」。同州のニーダーザクセン州首相の立ち合いの下、販売担当のマーティン・サンダー取締役らが購入者にキーを手渡した。

 同社は2020年9月にID.シリーズの生産を開始以来、5年で150万台を達成した。今後は価格2万5千 ユーロ (約430万円)未満で26年に発売を計画するコンパクトEV「ID.2オール」や、27年に2万 ユーロ (約340万円)で投入予定のエントリーモデル「ID.エブリ1」などの低価格車攻勢によって、さらなる拡販を目指す。