スバルは、完成検査問題で落としていた生産ペースを9月16日から通常に戻したことを明らかにした。品質を確保できたことから当初計画より2週間前倒しで、通常の生産ペースでの操業に戻したという。
同社は、完成検査での不正が発覚したことを受けて、検査と製造の混在の解消や、工場ごとの検査の統一、排出ガス試験室の作業環境の改善などの検査環境の見直しといった再発防止策を進めてきた。検査体制を全面的に見直すため、国内全工場で生産ラインを通常より落として、確実に検査できる体制を構築してきた。
当初の予定では2019年下半期までに適切な完成検査できるように体制を整える計画だったが、このほど品質を確保できる体制が整った。このため、予定より2週間前倒しで生産ペースを、完成検査問題が発覚する前のレベルに戻したという。