実証実験車用の電動小型低速車両「AR-04」
ヤマハ発動機は、豊島(香川県土庄町)のレンタカー会社のカレンスタイル、三井物産と共同で、グリーンスローモビリティのレンタカーサービスの実証実験を9月28日から実施すると発表した。
豊島は観光スポットが多く存在する人口約800人の島。インバウンド需要増加の効果もあって年間の観光客数は約20万人にもなっており、3年に1度開催される「瀬戸内芸術祭」の年の観光客数は約30万人まで増えるが、観光スポットを巡回する移動手段が不足している。
今回、3社は瀬戸内国際芸術祭が開催される9月28日~11月4日の期間と、その後の1カ月程度、ゴルフカーをベースにした電動小型低速車両を公道で走行できるように改造したグリーンスローモビリティ「AR-04」のレンタル事業を実証、観光客の移動手段として有用性を検証する。
グリーンスローモビリティの定員は4人。レンタル用に3台導入してグリーンスローモビリティの受容性を検証する。
実証ではヤマハ発動機が車両の提供や整備、カレンスタイルがレンタカーの管理業務、三井物産がレンタカー事業の運用をサポートする。