日本と欧州連合(EU)が進める経済連携協定(EPA)交渉が大詰めを迎えている。先週からの事務レベル協議に続き、今週から首席交渉官同士が明確な期限を設けず正式交渉入り。焦点の関税協議で一部で歩み寄りの兆しがあるものの、欧州産チーズや自動車分野が難航している。今回の首席交渉官会合の成否が、日欧が目指す7月の「大枠合意」のカギを握る。関税協議は、欧州産…