委員会が指摘する真の組織改革が実行できるのか。三菱自の今後の動向に注目が集まる

■不祥事の反省生かされず改革にメス、実効性ある再発防止策を4月に発覚した三菱自動車の燃費不正問題。過去のリコール隠し問題による負の遺産だった優先株を処理し、成長路線へ向けて舵を切り始めた矢先の出来事だけに、関係者の落胆は計り知れない。全容解明に向けて発足した弁護士など第三者による特別調査委員会(渡辺恵一委員長)が3カ月間の徹底した調査を経てまとめ…