「アジアのデトロイト」と呼ばれるほど、自動車産業が発達してきたタイは、2014年の国内新車販売台数が前年比33・7%減の88万1832台と大幅に落ち込み、ASEAN(東南アジア諸国連合)域内で市場トップの座をインドネシアに明け渡した。13年11月に発生した反政府デモを契機とした政治の混乱で経済も低迷、14年5月のクーデター後も景気は回復せず、自動…