昨年11月に亡くなった自動車評論家の徳大寺有恒氏が雑誌「ベストカー」に1984年から2013年まで34年間にわたって書きつづった連載、特集記事などから選りすぐった。中身は自動車論から、趣味論、ジャーナリズム論まで、自動車を中心に据えて、「文化」を考察している。連載が始まった80年代中盤はマイカーが急速に普及し、クルマが夢とともに語られていた頃。読…