今年の本田賞を受賞した伊賀博士(左)と本田財団の石田理事長

垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL)を発想した伊賀健一博士(東京科学大学栄誉教授)に、本田財団(石田寛人理事長)の第46回本田賞が授与されることが決まった。VCSELは、いまやパソコンのマウスから顔認証システムまで、日常のあらゆる場面で使われている。実用化には財団の創設者、本田宗一郎との縁も後押ししていたという。VCSELは半導体を用いて電流…