学生が自作のフォーミュラカーの性能を競う第23回「学生フォーミュラ日本大会2025」(自動車技術会主催)が、愛知県国際展示場(アイチスカイエキスポ、愛知県常滑市)で開かれている。昨年を9チーム上回る84チームが参加、8~13日の6日間の日程で熱戦を展開している。

審査クラスはICV(ガソリンエンジン車)、EV(電気自動車)の2クラスに分けられ、ICVに59チーム(昨年は54チーム)、EVに25 チーム(同21チーム)が参加している。会場を静岡県小笠山総合運動公園(エコパ、静岡県袋井市)からアイチスカイエキスポに移しての2回目。あいにくの雨模様の時間帯もあるが、12日までのところ、特段の影響は出ていない。

審査では、参加校をベンチャー企業と想定し、コストと製造、プレゼンテーション、デザイン(設計)を評価する「静的審査」と、加速性能、コーナリング、燃費・電費などを判定する「動的審査」が行われる。

多数の自動車・部品メーカーなども、学生らを技術面などでサポートしている。さらにブースを出展して、技術やソリューションを紹介して学生にアピールするなど、交流も盛んに行われている。

会場では自チームの取り組みを振り返りつつ、他チームを分析したり、企業の担当者に聞き取りをしたりするなど、研究熱心な学生の姿を見ることができる。