遠くを見れば目先が見えず、近くを見れば遠くが見えない。歳を重ねるごとに退化していく自分の目ではないが、双方を見通す目が求められる経営者の目線というのはたいへんなものだ。将来を見据えながら、目先の動向にも目を凝らす。言葉では簡単だが、実際には知識と判断力、そして経験がものを言いそうだ。その一方で若手社員は、とかく目の前のことを見がちだ。まわりと比べ…