アウトメカニカ上海は今年で初開催から20周年を迎える。会期は12月2日~5日までの4日間で、会場はNational Exhibition and Convention Center (Shanghai)の14ホールを使用して行われる。展示面積35万平方メートルの会場に約6,500社が出展する予定だ。
同見本市は、過去20年にわたり、中国企業の最新製品・サービスを披露する場として、海外市場との架け橋となり、中国自動車産業への参入のための国際的プラットフォームを確立した。同時に、海外からの参加者にとっては、新エネルギー車の急速な発展に牽引され進化する中国市場の最新情報を得られる貴重な機会となっている。
今回の開催では、自動車業界における環境に優しい技術と実践に向けたテーマを掲げ、持続可能な未来を推進する革新と変革に焦点を当てる。
新エネルギー車(NEV)、コネクティビティ、自律走行における最新の成果だけでなく、従来のセグメントにおける進歩も紹介する予定だ。また、エコシステム全体の進化に伴い、同見本市は輸送、小売、eコマース、インターネット、先端技術など、より幅広い分野にも焦点を当てる。
さらに、Innovation4Mobility Showcase Areas(イノベーション4モビリティ・ショーケース・エリア)は、サプライチェーン向けのイノベーションと変革のためのメインエリアとして設置される。こうしたエリアは3つ設けられ、製品の展示だけでなくネットワーキングの構築や情報交換の場として期待されている。例えば、メインステージでは30以上のセミナーが開催され、自動車AI、デジタルトランスフォーメーション、持続可能な開発、エネルギー技術などのトピックを取り上げる。
また、「国際自動車産業会議2024 Presented by Automechanika Shanghai」は今後より注目が集まるであろう持続可能性に関するトピックを含め、約80のイベントが催される。この会議では、世界中から様々な業種、職種の業界関係者が集まり、自動車業界の世界的なトレンドや市況、サプライチェーンの変革、企業のグローバル戦略、自動車業界におけるESG、国境を越えた協力などに関する見識を共有する。
アウトメカニカ上海の効果的な活用法は?
アウトメカニカ上海は、自動車サプライチェーンの国際的なプラットフォームとして、来場者と出展者が効果的にマーケティング、貿易、教育等のあらゆる分野においての情報交換や商談できる機会を提供することができる。
例えば、プレミアムバイヤークラブ、Auto Tech Club、ビジネスマッチング、バイヤー向け専用サービスは、世界中の同じ志を持つ専門家とつながるユニークなネットワーキング活動を提供している。さらに、アウトメカニカ上海のような大規模な見本市を、個人で網羅することは時間がかってしまうため、テーマ別のツアーを実施している。これにより、来場者はより的を絞った具体的なアプローチが可能になる。
さらに、開催20周年を記念して、Walk for Nature(植樹を支援するためのステップアスロン)やQuest for a Racing Master competition(レーシングマスター大会)など、イベントも用意している。
さらに、新エネルギー車とコネクテッドカーの市場を直接視察できるよう、長江デルタ周辺のオフサイト・ツアーも多数用意されている。
詳細:www.automechanika-shanghai.hk.messefrankfurt.com/shanghai/en/programme-events/20thanniversary.html