加工能力を5分の1に抑えて小型化を図る一方、新工法を採用して性能要件を確保した(写真は新開発の鍛造機)

■n分の1設備でライン短縮 エンジン部品の生産へ導入 スリム、コンパクトな体質追求し最強のマザー工場へデンソーが、日本のものづくりの将来を見据えた製造革新を加速している。2011年に円高が1ドル=75円まで進行した際に叫ばれた空洞化の危機は後退したが、歴史的な円高に対応するために始めた「ダントツ工場づくり」の手を緩める気配はない。サイズや投資額を…