三菱自の“未処理”の優先株

三菱自動車が資本金と資本準備金を取り崩して、単体で9246億円に及ぶ累積損失の解消に乗り出した。同社は2013年3月の連結決算で最終利益が380億円に達した。累損解消により、課題としていた復配への道筋の一つができた。復配に向けて残る課題は、三菱グループ各社向けに発行した優先株の処理だ。これが完了すれば、三菱自動車は“普通の会社”に戻る。優先株とは…