○…日本の学生運動が最も盛り上がったのは60年代から70年代にかけてである。当時、ほぼ、悪と同義で用いられていた言葉は米帝であった。中学生ですら、意味を解さないにもかかわらず、ベーテーは悪いものだと信じていた。学生運動に理解を示すのも反対するのもいやで、埒外に身を置くことを望んでいた者は多かったはずだが、そういう輩は十把一絡げにノンポリと言われて…