化学メーカーの日本触媒は、紙おむつに使われる高吸収性樹脂(SAP)で世界シェアトップを誇る企業として知られている。その原料であるアクリル酸を触媒の研究を進めることにより独自製法で安価に大量生産することに成功、これが業容を拡大する原動力となった。同製造法による事業化は1970年、以来長きにわたってアクリル酸エステルが同事業を支える。そこから派生した…