「天然ガスシフト」という言葉は、東日本大震災以降のエネルギー問題を語る上で欠かせないキーワードとなった。震災で儚くも崩れ去ったエネルギーの将来像を描き直すために設置された委員会では、議論を重ねて前述のキーワードを産み出すとともに、「原発比率0%、15%、20~25%」という三つの選択肢を示すに至ったが、検討内容には不備も目立つ。例えば、三つの選択…