華々しいモータリゼーション進展の陰で、放置自動車も少しずつ増えていった。当時の報道によれば、昭和47年には都内で約600台が道ばたに捨てられていたとか。この時代はまだ対応する法律もなく、警察は遺失物として扱い、公告期間を過ぎてからレッカー車で移動していた。廃車の適正処理と再資源化を目的とした「自動車リサイクル法」が施行されたのは、約30年後の20…