2月中旬から始まった今年の春闘もいよいよ終盤に入ってきた。産業全体にも影響を与えると言われているトヨタ自動車の労使交渉は、どうやら賃金については「制度維持分」を確保できる見通しで、年間一時金が焦点になってきたようだ◆かつての春闘取材と言えば、一般紙も含めて「賃上げ額がいくらになるか」が最大の焦点だった。労務担当役員や組合関係者の自宅まで押しかけ、…