八百屋の店主、長兵衛は計算高い人だった。囲碁仲間の機嫌をとって商品を買ってもらおうと、対局で故意に負けていたという。角界を揺るがしている「八百長」の語源だそうだ◆その相手は相撲の年寄だったという辺り、事件の根深さを感じさせる。ある記事で「大相撲は単なる興業だから」というファンの冷めたコメントが紹介されていたが、国技として誇れる相撲道に立ち返り信用…