最近の10年ほどの間に搭載が大きく広がった自動変速機(AT)が無段変速機(CVT)だ。コストは5、6段変速の多段ATと同レベルの高価なユニットと言われているが、軽自動車から小型車の主力モデルへの設定が当たり前になるほど普及した。無段変速のメリットを生かしやすい低中速域が中心の日本の走行モードで燃費優位性を持つことが大きな理由である。変速比幅(ハイ…