欧州を中心に搭載車種が広がりつつある新タイプの自動変速機(AT)のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)は、二つのタイプに大別できる。コア部品であるクラッチ機構に湿式(ウエット)と乾式(ドライ)のどちらを採用しているかという違いで、これら2方式の間でも激しい開発競争が繰り広げられている。湿式はオイル冷却によってクラッチの発熱を抑えるのが…