中長期の自動車の環境対応は、内燃機関の技術“競奏”抜きには語れない。走行中に二酸化炭素(CO2)を全く排出しない電気自動車(EV)は一番の理想形と言われている。しかし、EVの動力源となる二次電池の性能、コストには課題が多い。例えばリチウムイオン電池は、現状では1キログラム当たりのエネルギー蓄積量がガソリンの100分の1以下にしか過ぎず、1充電当た…