新品タイヤに交換した後に発生する廃タイヤ。今、この廃タイヤのリサイクルを巡る状況が緊迫している。新品タイヤの交換需要が縮小し廃タイヤの発生量が減る一方、廃タイヤを燃料や原料として利用するサーマルリサイクルの需要が旺盛で、需給ギャップが以前にも増して拡大しているからだ。かつて不法投棄が社会問題にも発展した廃タイヤ。だが現在は、その高い資源価値により…