自動車と言えば米国車という時代があった。日本でも1960年代までは、アフターサービスを含めた実用面や豊かさの象徴として、米国車が支持されていた◆独メルセデスベンツなど欧州車の輸入販売体制が整い、日本のメーカーも成長したことで、こうした傾向は徐々に薄れていくことになる◆米国車の選択がベターとされた時に価値観の転換を迫ったのが、73年に起こった第1次…