メルセデス・ベンツ(MB)は10月29日、高性能ブランド「AMG」が初めて独自開発した電気自動車(EV)を2026年に世界展開すると発表した。「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」でアジア初公開した「コンセプトAMG GTXX」がベースとなる見通し。これまでAMGのEVはすべてMB車をベースとしていたが、AMGが車台も新開発することで高い走行性能を追求する。まずは、ドイツで発売する。
コンセプトカーは3基のモーターで、最高出力1000kWを発生する。新開発の駆動用電池や独自の冷却技術も採用した。走行テストでは世界一周に相当する約4万kmを8日弱で走破したという。
メルセデスAMG社のミヒャエル・シーベ最高経営責任者(CEO)は、EVでも「最高のモデルを出していく」と述べた。


