メルセデス・ベンツ日本（MBJ、ゲルティンガー剛社長兼CEO、千葉市美浜区）は10月15日、高性能ブランド「AMG」の「GTクーペ」に、サーキットでの走行性能を追求した「GT63プロ 4マチック＋ クーペ」を追加し、発売した。パワートレインは排気量4.0リットルのV型8気筒ツインターボエンジンに、AMG専用の四輪駆動（4WD）システムを組み合わせた。
サーキット走行での性能向上を目指した同車は、旋回中の車体の傾きを抑える「AMGアクティブライドコントロールサスペンション」や、空力性能を高める「AMGアクティブエアロダイナミクスシステム」などを装着し、操縦安定性を向上。ばね下重量の軽減に貢献する「AMGカーボンセラミックブレーキ」も装備した。
スペックは最高出力が450kW（612馬力）、最大トルクが850Nmで、最高時速は315km。静止状態から時速200kmまで、10.9秒で加速するという。
ステアリングは左のみで、受注生産モデルとなる。10月下旬に開幕する「ジャパンモビリティショー2025」で展示を予定している。
価格は3095万円（消費税込み）。
