人工知能(AI)を活用する自動運転技術などを手掛ける英スタートアップのウェイブ・テクノロジーズ(ロンドン)は10月22日、日本での取り組みの状況を発表した。日本の道路で収集したデータを使い、数カ月でAIを日本の複雑な道路環境へ適応できているとしている。アレックス・ケンダルCEOが、ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏と開発車両で都内を走行した「東京チャレンジ」の模様も、ショート動画で公開した。

ウェイブの自動運転向けAIソフトを使った走行は、1年前はロンドンでのみ行われていた。その後、米国、ドイツに続き、今年4月から日本でも走行を開始。急速にAIの学習を進めている。「モデルパラメーターを調整し、道路標識や交通パターンなど、日本独自の運転環境をより適切に解釈できるようになっている」という。