日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤敏彦会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が10日発表した8月の中古車登録・届け出台数は、前年同月比1.2%減の46万1678台となり3カ月ぶりに前年を下回った。中古車の流通量を左右する新車販売が、8月まで2カ月連続でマイナスとなり、下取りや買い取りが減少したことが響いたとみられる。
登録車、軽ともに前年実績を割り込んだ。年明け以降、新車販売が回復したことで中古車の小売りも堅調だったが、一服した格好。足元の新車の落ち込みが、「9月以降の中古車市場に影響を及ぼすのでは」と今後を慎重にみる関係者も少なくない。
自販連が公表した8月の中古車登録台数は同0.9%減の26万3861台となり、2カ月連続のマイナス。このうち、乗用車は同1.3%減の22万9822台、貨物車は同0.9%増の2万6983台だった。
全軽自協がまとめた8月の届け出台数は同1.5%減の19万7817台となり、3カ月ぶりに前年を下回った。乗用車が同1.2%減の15万9411台、貨物車が同2.8%減の3万8406台。