スズキの角野卓常務役員技術戦略本部長(左)と芝浦工大の山田純学長
スズキは7月25日、芝浦工業大学と共同で「スズキモビリティ連携デジタルツイン共同研究講座」を1日に開設したと発表した。芝浦工大の先端技術への知見と、スズキのモビリティのノウハウを組み合わせ、自動走行機能などを支えるデジタル基盤技術を研究する。
両者は2027年6月末までの2年間、データ連携基盤の構築に向けた要素技術を開発する。具体的には、人工知能(AI)を活用したリアルタイム監視システムや自動走行機能などに必要となる、3次元空間をデジタル上に高精度で再現するための技術を研究する。モビリティやロボットの自律移動だけではなく、スマートシティーなど、幅広い分野での応用が期待できる。
芝浦工大からは学生を含めた約20人が参画。両者は次世代の技術者の育成にも力を入れていく。