国土交通省は、自動車整備士が働きやすい職場づくりに向けたガイドラインを改定した。事業規模などに応じた課題を踏まえ、具体的な取り組み事例を追加した。インターンシップと「社会科見学」の受け入れに関するマニュアルも作った。次世代を担う整備人材の確保につなげていく。

 改定した「職場づくりガイドライン」では「働き方・労働条件」「人材開発」など4項目で取り組み内容を点数化し、経営者が自社の状況を可視化できるようにしたほか、整備要員の人数に応じて必要な取り組みを具体的に示した。全国のディーラーや整備事業者で実際に行われている施策も紹介している。

 インターンシップに関するマニュアルでは、学生を受け入れる際の好事例や事前準備、学校訪問の仕方、見学内容などのポイントを示している。