「再編や統合で強い事業体を作っていく必要がある」―。5月下旬、三井化学が開いた経営計画説明会。橋本修社長は、石油化学事業が主体の「ベーシック&グリーンマテリアルズ事業」について、2027年をめどに分社化する方針を表明した。1950年代末、日本初となる石化コンビナートを開設した同社にとって、石化事業は久しく繁栄の象徴。しかし今、内需の減退や中国勢の…