日本損害保険協会(損保協、舩曵真一郎会長=三井住友海上火災保険社長)は、最新の「全国交通事故多発交差点マップ」を公表した。全国ワースト1位の交差点は、2年連続で東京都豊島区の「池袋六ツ又交差点」となった。都道府県ごとに人身事故件数が多い5つの交差点と事故要因・予防策などを紹介しており、地域の交通安全指導や通学路の安全点検などの参考資料に活用してもらいたい考えだ。
損保協では人身事故の半数以上が交差点や交差点付近で発生することに着目し、2024年の交通事故データを基に、全国の都道府県警察の協力を得て作成した。事故の多い交差点だけではなく、事故防止のために警察が対策を実施した交差点も紹介している。
同マップは損保協のホームページで閲覧できる。
24年のワースト3は次の通り。
1位(人身事故件数17件)=池袋六ツ又交差点(東京都)▽2位(15件)=谷町9丁目交差点(大阪府)、鵯超交差点(兵庫県)▽3位(14件)=四谷四丁目交差点(東京都)、瀬田交差点(同)、安井町交差点(大阪府)、打出交差点(兵庫県)