「主権を現場に戻す」と語ったトヨタの豊田章男会長(24年1月のグループビジョン説明会)

トヨタグループが企業統治の転換点を迎えている。2023年頃からデンソーやアイシンなどが株式の持ち合い解消に乗り出し、グループを挙げて資本効率の改善を進めてきた。歴史的な経緯から複雑な株式持ち合い構造を持つ豊田自動織機も株式を非公開化し、経営の自由度を高める。電動化時代の初戦はハイブリッド車(HV)で圧倒的な存在感を示すトヨタグループ。今回の資本政…