追浜工場での生産を終了した現行リーフ
今年度中に投入予定の新型リーフ(プロトタイプ)
初代リーフ

日産自動車は、フルモデルチェンジして2025年度中に発売する電気自動車(EV)の新型「リーフ」について、栃木工場(栃木県上三川町)で生産することを4月11日までに明らかにした。現行型は追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産していたが、同日までに生産を終えている。日産はEVの国内生産を栃木工場に集約することで、生産効率を高めていく考えだ。

リーフの生産移管により、追浜工場での生産車種は「ノート」と派生車種の「ノートオーラ」の2車種となるが、今後、海外生産車の移管の準備を進めているという。

新型リーフは、栃木工場で生産するEV「アリア」と同じ「CMF-EV」プラットフォームを採用する。同工場は日産の最新鋭の生産技術を構えており、ロボットを使ったパワートレインの一括搭載システムなどで省人化を図っている。国内のEV生産拠点として効率的な生産体制を構築していく。

日産の量産初EVであるリーフは、2010年に初代モデルを発売した。現行モデルは17年に発売した2代目で、今年度投入する新型は3代目となる。