豊田合成は25日、米子会社が製造した運転席用エアバッグを搭載したゼネラル・モーターズ(GM)の車両のリコール(回収・無償修理)について、米子会社が費用の一部を負担することでGMと合意したと発表した。対象は3車種107万台で、金額や負担割合は非公表。

 エアバッグモジュールに使用していたインフレーター(膨張装置)に異常が起きる恐れがあるとして、2023年5月に米運輸省とカナダ運輸省がリコールを公表した。インフレーターは米ARC社が製造し、豊田合成の米子会社に納入した。豊田合成は「連結業績に与える影響は軽微」としている。