豊田合成は18日、同社の米国子会社が運転席用エアバッグモジュールに使用していたインフレーター(ガス発生器)について、衝突事故の際に異常が起きる恐れがあるとして、米運輸省とカナダ運輸省からリコール(回収・無償修理)が公表されたと発表した。対象はゼネラル・モーターズ(GM)が2014~17年に製造した3車種で、米国公表分が約99万台、カナダ公表分が約4万台。

 インフレーターは米ARC社が製造し、豊田合成の米国子会社に納入した。現段階で異常の原因特定に至っておらず、豊田合成は「GMやARC社に協力して調査を進めている」とした。当期連結業績への影響は精査中だ。