エアバッグなどセーフティシステム事業で協業を加速させる

豊田合成は7月28日、同業の芦森工業の出資比率を高めて持ち分法適用会社にすると発表した。芦森工業の筆頭株主である日本毛織と豊田合成が、芦森工業の普通株式86万9400株(自己株式控除後の発行済み普通株式の14.48%)を豊田合成へ譲渡することで基本合意した。譲渡により豊田合成が保有する芦森工業の普通株式は13.89%から28.36%となる。株式譲渡日は10月下旬~11月下旬を予定する。

豊田合成の安田洋副社長は「シートベルトやエアバッグの技術でシナジー効果を持って取り組む。直近ではトヨタ自動車以外のOEM(自動車メーカー)からのリクエストもかなり頂いており、次のビジネスにつなげていけると確信している」と語った。