「対話型で本音を言いやすくなった」と話す協豊会の池田会長(昨年4月、名古屋市内)

仕入先協力会は、特定の企業と取引する複数の企業でつくる任意団体だ。代表例として、部品メーカー229社からなるトヨタ自動車の「協豊会」、同社の設備や建設、物流関係の取引先127社による「栄豊会」などがある。こうした組織は海外では珍しく、日本の「系列」構造の中で独自に発展してきた。高度成長期には主に情報共有や親睦の場だったが、近年はカーボンニュートラ…