アイシンは14日、小型で静粛性の高い「可搬型燃料電池(FC)発電機」を開発したと発表した。水素カートリッジなどから供給される水素で発電する。燃料電池車(FCV)や家庭用燃料電池「エネファーム」の技術を応用した。
独自の制御技術により高効率・高出力な発電と静音性を実現した。搭載レイアウトを最適化することで、重さは37キログラムと、同出力帯のガソリン発電機の3分の2程度に抑えた。土木や建設現場、レジャー、災害時のほか、屋内イベントやオフィスなど、幅広い利用を見込む。
19日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まる「H2&FCエキスポ(水素・燃料電池展)」のトヨタグループブースにコンセプトモデルを出展する。