日本特殊陶業は2月14日、点火プラグを手掛ける名古屋工場(名古屋市瑞穂区)での生産を2月末に終了し、2025年中に工場を閉鎖すると発表した。26年3月末までに敷地・建物を売却する予定。

同工場は、日特の旧本社工場として、創業翌年の1937年から生産を開始し、22年3月に同社が本社機能を名古屋市東区に移転した後も生産を続けてきた。今後は小牧工場(愛知県小牧市)やさつま工場(鹿児島県さつま町)に生産機能を移管し、効率化を図る。従業員は、他工場や他部門に配置転換する。

工場閉鎖により、同社が旧本社エリアに構えていた拠点はなくなることになる。