日産自動車労働組合(高橋壮太中央執行委員長、組合員2万7000人)は2月5日、2025年春季労使交渉(春闘)で平均賃上げ額として1万8000円を要求することを明らかにした。会社の業績は悪化しているが、物価上昇などを踏まえ、昨年の要求・回答実績の1万8000円と同等水準を維持する。

一方、一時金の要求は5.2カ月分と前年から0.6カ月引き下げた。要求の引き下げ幅はリーマンショックで経営が悪化した2009年以来の水準となる。